
人材・HR関連商材のテレアポ平均アポ率は?8カテゴリー・75,253コールの実測データを分析【2026年】
人材・HR関連商材のテレアポでは、商材の種類によってアポイント獲得までの営業ファネルに違いがあります。株式会社aworthzの「BtoBテレアポ実態調査2026」に掲載されたHR8カテゴリーを合算すると、75,253コール、2,795アポイント、アポ率3.71%でした。担当接触率は42.66%、接触後アポ率は8.71%です。
ただし、HR・研修のアポ率5.47%に対し、HR・人材紹介は2.88%、HR・外国人は2.97%、HR・派遣は3.42%と、カテゴリーごとに異なります。
本記事の数値は株式会社aworthzの実運用データに基づくものであり、人材業界全体の平均値を示すものではありません。
本記事では、8カテゴリーの実測データを比較し、特に人材紹介・人材派遣・外国人材関連商材の新規開拓で確認したい課題と改善ポイントを解説します。
人材・HR関連商材のテレアポ平均アポ率は3.71%
aworthzのHR8カテゴリー合算アポ率は3.71%です。 これは8カテゴリーのアポ率を単純平均したものではなく、各カテゴリーのコール数とアポイント数を合算して算出した値です。
HR8カテゴリーの実測データ比較
| 商材カテゴリー | コール数 | 担当接触数 | アポイント数 | アポ率 | 担当接触率 | 接触後アポ率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| HR・研修 | 15,942 | 7,802 | 872 | 5.47% | 48.94% | 11.18% |
| HR・新卒 | 10,784 | 4,894 | 449 | 4.16% | 45.38% | 9.17% |
| HR・アルバイト | 5,528 | 2,233 | 190 | 3.44% | 40.40% | 8.51% |
| HR・派遣 | 4,911 | 1,734 | 168 | 3.42% | 35.31% | 9.69% |
| HR・中途 | 14,181 | 5,492 | 436 | 3.07% | 38.73% | 7.94% |
| HR・外国人 | 15,965 | 7,066 | 474 | 2.97% | 44.26% | 6.71% |
| HR・人材紹介 | 5,808 | 2,241 | 167 | 2.88% | 38.59% | 7.45% |
| HR・人事その他 | 2,134 | 644 | 39 | 1.83% | 30.18% | 6.06% |
| HR8カテゴリー合算 | 75,253 | 32,106 | 2,795 | 3.71% | 42.66% | 8.71% |
出典:株式会社aworthz「BtoBテレアポ実態調査2026」。カテゴリー別件数は親調査の公開値を使用し、HR8カテゴリー合算値は件数から再計算しています。
合算値の計算式は以下のとおりです。
- アポ率:2,795 ÷ 75,253 × 100 = 3.71%
- 担当接触率:32,106 ÷ 75,253 × 100 = 42.66%
- 接触後アポ率:2,795 ÷ 32,106 × 100 = 8.71%
この集計には、親調査で別カテゴリーとして分類されている「HR・IT研修」「HR・語学」は含めていません。
アポ率の最高はHR・研修5.47%、最低はHR・人事その他1.83%
HR8カテゴリーの中でアポ率が最も高かったのは「HR・研修」の5.47%、最も低かったのは「HR・人事その他」の1.83%でした。
ただし、この差をもって研修商材が人事関連サービスより優れているとは判断できません。カテゴリーごとに対象企業、提案内容、アポイント取得条件、実施案件の構成が異なるためです。
営業責任者が自社の数値と比較する場合は、HR8カテゴリー合算値だけでなく、自社商材に最も近いカテゴリーの数値を確認することが重要です。

HR8カテゴリーのアポ率は1.83〜5.47%。8カテゴリー合算では3.71%だった。
人材・HR関連商材のテレアポデータから分かった3つの特徴
今回のデータでは、担当者への接触しやすさと、接触後のアポイント獲得しやすさが一致しないことが重要な特徴です。
1. 外国人材関連商材は担当接触率44.26%に対し、接触後アポ率6.71%
HR・外国人は15,965コールのうち7,066件で担当者へ接触し、474件のアポイントを獲得しました。
- アポ率:2.97%
- 担当接触率:44.26%
- 接触後アポ率:6.71%
担当接触率44.26%はHR8カテゴリーの中で研修、新卒に次ぐ水準です。一方、接触後アポ率6.71%は8カテゴリー中7番目でした。
つまり、今回のデータでは担当者への到達割合が比較的高い一方、接触後のアポイント転換割合は低いという組み合わせが観測されています。
外国人材関連サービスの営業では、担当者に接触できた段階で成果を判断せず、商談を設定する理由が伝わっているかを確認する必要があります。
例えば、外国人材採用の提案では、採用予定職種、必要人数、就業場所、求める日本語水準、採用時期、受け入れ体制などが検討条件になり得ます。
こうした条件を確認せず、単に「外国人材をご紹介できます」と説明するだけでは、相手企業にとっての検討価値が伝わりにくい場合があります。
ただし、今回の集計から接触後アポ率が低かった原因を特定することはできません。訴求内容の問題なのか、対象企業との適合性なのか、採用時期の問題なのかは、個別案件の記録を確認する必要があります。
2. 人材紹介はアポ率2.88%、接触後アポ率7.45%
HR・人材紹介は5,808コールのうち2,241件で担当者へ接触し、167件のアポイントを獲得しました。
- アポ率:2.88%
- 担当接触率:38.59%
- 接触後アポ率:7.45%
人材紹介のアポ率2.88%は、HR8カテゴリーの合算アポ率3.71%を下回りました。
一方、担当接触率38.59%はHR・派遣の35.31%を上回っています。人材紹介と人材派遣を比較すると、担当者に接触できた割合だけでは最終アポ率の違いを説明できません。
人材紹介サービスの新規開拓では、単に採用担当者へつながることだけでなく、現在の採用課題と紹介可能な人材の条件が合っているかが重要になります。
営業リストを作成する際は、企業規模や業種に加えて、採用職種、採用予定人数、勤務地、採用時期など、確認可能な条件で対象を整理する方法が考えられます。
また、アポイント取得時には「人材紹介サービスの説明を聞くこと」だけを目的にせず、対象職種や採用条件について話し合える商談かを確認することが望ましいと考えています。
人材紹介のアポ率2.88%は、aworthzの該当カテゴリーにおける実測値です。人材紹介業界全体の標準値や、他社が達成すべき目標値ではありません。
3. 人材派遣は担当接触率35.31%ながら、接触後アポ率9.69%
HR・派遣は4,911コールのうち1,734件で担当者へ接触し、168件のアポイントを獲得しました。
- アポ率:3.42%
- 担当接触率:35.31%
- 接触後アポ率:9.69%
人材派遣は、HR・人材紹介より担当接触率が3.28ポイント低い一方、接触後アポ率は2.24ポイント高い結果でした。
この違いは、営業活動の改善対象を考えるうえで参考になります。
人材派遣の新規開拓で担当接触率が伸び悩む場合、まず確認したいのは、適切な部署・担当者を呼び出せているかという点です。
企業によっては、人事部門が派遣スタッフの調達を担当する場合もあれば、現場部門や事業所が受け入れに関与する場合もあります。
そのため、すべての企業に同じ部署名で架電するのではなく、対象企業の組織構造や採用・派遣活用の状況に応じて、担当者定義を整理する必要があります。
一方、今回のデータでは、担当者に接触した後のアポイント転換割合は人材紹介より高くなっています。ただし、商材や対象企業、取得条件が異なるため、「人材派遣の方が提案しやすい」と結論づけることはできません。

外国人材は担当接触率44.26%で3カテゴリー中最高、派遣は接触後アポ率9.69%で3カテゴリー中最高だった。
アポ率・担当接触率・接触後アポ率は何が違う?
テレアポの成果を改善するには、最終アポ率だけでなく、担当者への到達と接触後のアポイント転換を分けて評価することが重要です。
アポ率はコール全体からアポイントを獲得した割合
アポ率は、アポイント数をコール数で割った指標です。
アポ率=アポイント数÷コール数×100
例えば、HR・人材紹介では5,808コールから167件のアポイントを獲得したため、アポ率は2.88%です。
この指標は最終的な獲得状況を把握するのに適していますが、担当者につながらないことが原因なのか、接触後に商談化できないことが原因なのかは分かりません。
担当接触率は適切な担当者へ到達できた割合
担当接触率は、担当接触数をコール数で割った指標です。
担当接触率=担当接触数÷コール数×100
本調査の担当接触は、案件ごとに事前設定した担当者定義に該当する相手へ接触できた状態を指します。
受付につながっただけの状態とは区別されます。
担当接触率が低い場合は、営業リスト、担当部署、呼び出し方、架電タイミングなど、接触前の工程を確認する必要があります。
接触後アポ率は担当者接触から商談設定につながった割合
接触後アポ率は、アポイント数を担当接触数で割った指標です。
接触後アポ率=アポイント数÷担当接触数×100
この指標は、担当者に接触できた後のアポイント転換状況を示します。
低い場合は、ターゲットと商材の適合性、訴求内容、商談を設定する理由、取得条件などを検証する余地があります。
ただし、接触後アポ率だけでトークの良し悪しを断定することはできません。
人材・HR関連商材でテレアポの成果を高めるための実務ポイント
ここからは、aworthzがBtoB新規開拓を支援する際に重視している実務上の考察です。以下の施策によって、今回の調査で示したアポ率の改善が実証されたという意味ではありません。
1. 人材紹介・派遣・外国人材を同じ営業リストで扱わない
人材関連サービスでも、顧客企業が求める人材、採用方法、契約形態、導入時期は異なります。
例えば、人材紹介では採用職種と採用予定、派遣では受け入れ業務や必要時期、外国人材では採用条件や受け入れ体制などが検討要素になり得ます。
営業リストを作る際は、商材に応じた適合条件を明確にし、対象外企業への架電を減らすことが重要です。
2. 担当部署と意思決定者を商材ごとに定義する
「人材サービスだから人事部門へ電話する」と一律に決めるのは適切ではありません。
例えば、全社採用を人事部門が管理している企業もあれば、事業部門が採用要件の決定に関与する企業もあります。
営業開始前に、最初に接触すべき担当者、実務上の利用部門、導入判断に関与する役職を整理しておく必要があります。
3. 採用課題を起点に訴求を設計する
人材関連サービスのテレアポでは、サービスの特徴を説明するだけでなく、相手企業が抱える採用課題に結び付けることが重要です。
例えば、人材紹介であれば採用したい職種や採用難易度、派遣であれば必要な人員と時期、外国人材であれば採用要件と受け入れ体制などが確認対象になります。
ただし、初回の電話で詳細情報をすべて聞き出そうとすると、相手の負担になる可能性があります。商談の必要性を判断できる範囲に質問を絞ることも大切です。
4. アポイント取得条件を明確にする
アポイント数が増えても、商談相手が対象外企業だったり、検討条件が合っていなかったりすれば、営業活動全体の成果につながりません。
取得条件には、対象企業の条件、担当者の役職、検討課題、商談目的などを必要に応じて設定します。
aworthzでは、単にアポイント数を増やすだけでなく、受注につながる商談を重視しています。
5. 3指標を定期的に確認して改善する
改善施策は、営業ファネルのどの工程に課題があるかによって変わります。
| 確認する状況 | 主な確認項目 |
|---|---|
| 担当接触率が低い | 営業リスト、担当部署、呼び出し方、架電時間 |
| 担当接触率は高いが接触後アポ率が低い | 訴求、ターゲット適合性、商談設定理由 |
| アポ率は高いが商談品質に課題がある | アポイント取得条件、商談相手、事前確認内容 |
なお、本調査では受注率や売上への影響を測定していないため、どの改善施策が受注増加に結び付いたかを本データから判断することはできません。
人材・HR関連商材と他カテゴリーのテレアポアポ率を比較
HR8カテゴリー合算アポ率3.71%は、親調査の21カテゴリー全体アポ率3.78%と近い値でした。
ただし、HR8カテゴリーは全体集計の一部を構成しているため、両者は独立した比較集団ではありません。
| 比較対象 | コール数 | アポ率 | 担当接触率 | 接触後アポ率 |
|---|---|---|---|---|
| HR8カテゴリー合算 | 75,253 | 3.71% | 42.66% | 8.71% |
| 21カテゴリー全体 | 193,026 | 3.78% | 37.14% | 10.19% |
| SaaS | 17,752 | 3.31% | 29.72% | 11.12% |
| Web/SNSプロモーション | 12,721 | 5.53% | 47.83% | 11.57% |
| HR・IT研修(別枠) | 1,505 | 3.65% | 37.54% | 9.73% |
出典:株式会社aworthz「BtoBテレアポ実態調査2026」
HR・IT研修は、今回のHR8カテゴリー合算に含めていません。また、Web/SNSプロモーションはWeb広告単独のデータではありません。
この比較から分かるのは、カテゴリーごとに最終アポ率だけでなく、担当接触率と接触後アポ率の組み合わせが異なるということです。
各カテゴリーの対象企業、実施案件、取得条件が異なるため、アポ率の大小を商材の優劣として解釈することはできません。
よくある質問
人材業界のテレアポ平均アポ率は何%ですか?
aworthzのHR8カテゴリー合算アポ率は3.71%です。 75,253コールから2,795件のアポイントを獲得した結果です。ただし、人材業界全体の平均ではなく、aworthzの実運用データを対象にした集計値です。
人材紹介のテレアポアポ率は何%ですか?
HR・人材紹介のアポ率は2.88%でした。 5,808コールから167件のアポイントを獲得しています。担当接触率は38.59%、接触後アポ率は7.45%です。自社の数値と比較する際は、ターゲットや取得条件の違いを考慮してください。
人材派遣のテレアポアポ率は何%ですか?
HR・派遣のアポ率は3.42%でした。 4,911コールから168件のアポイントを獲得しています。担当接触率は35.31%、接触後アポ率は9.69%でした。担当者へ接触する工程と、接触後のアポイント転換を分けて確認することが重要です。
外国人材関連商材のテレアポアポ率は何%ですか?
HR・外国人のアポ率は2.97%でした。 15,965コールから474件のアポイントを獲得しています。担当接触率44.26%に対し、接触後アポ率は6.71%でした。この数値は外国人材サービス全体の平均ではありません。
人材関連サービスのテレアポを外注する際は何を確認すべきですか?
アポイント単価だけでなく、ターゲット設計、担当者定義、取得条件、改善体制を確認することが重要です。 人材紹介・派遣・外国人材では商談相手や提案条件が異なるため、商材に合わせた営業設計ができるかを比較しましょう。
調査概要・出典
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査名 | BtoBテレアポ実態調査2026 |
| 調査主体 | 株式会社aworthz |
| 調査期間 | 2025年10月1日〜2026年8月31日 |
| 調査対象 | BtoB新規開拓支援として実施した270商材 |
| 親調査のカテゴリー別分析対象 | 193,026コール、21カテゴリー |
| 親調査の担当接触数 | 71,695件 |
| 親調査のアポイント数 | 7,304件 |
| 本記事の対象 | HR・研修、HR・新卒、HR・アルバイト、HR・派遣、HR・中途、HR・外国人、HR・人材紹介、HR・人事その他 |
| 本記事の分析対象 | 75,253コール |
| 本記事の担当接触数 | 32,106件 |
| 本記事のアポイント数 | 2,795件 |
本調査におけるアポイントとは、商談実施を目的として、案件ごとに事前設定した取得条件に則って獲得したアポイントを指します。
担当接触とは、提案商材を管轄する担当者として、案件ごとに事前設定した担当者定義に該当する相手へ接触できた状態を指します。
数値の計算式は次のとおりです。
- アポ率=アポイント数÷コール数×100
- 担当接触率=担当接触数÷コール数×100
- 接触後アポ率=アポイント数÷担当接触数×100
本記事の8カテゴリー合算値は、各カテゴリーの件数を合算したうえで再計算しています。表示値は小数第3位を四捨五入した値です。
本調査はaworthzの実運用データに基づくものであり、業界全体の平均値を示すものではありません。また、カテゴリーごとに対象企業や取得条件が異なるため、カテゴリー間の差が生じた原因を特定するものではありません。
調査完全版:BtoBテレアポ実態調査2026
公開CSV:BtoBテレアポ実態調査2026・カテゴリー別データ
まとめ
今回の人材・HR関連商材の実測データから、次の3点が確認できました。
- HR8カテゴリー合算では75,253コール、アポ率3.71%、担当接触率42.66%、接触後アポ率8.71%だった。
- 人材紹介2.88%、派遣3.42%、外国人2.97%と、関連商材でもアポ率は異なった。
- 外国人材は担当接触率44.26%に対して接触後アポ率6.71%であり、最終アポ率だけでは営業ファネルの特徴を把握できない。
人材・HR関連商材の新規開拓では、「人材業界」という大きな括りで営業手法を統一するのではなく、商材、ターゲット企業、担当部署、訴求内容、アポイント取得条件を一貫して設計することが重要です。
aworthzでは、BtoB企業向けに完全成果報酬型のテレアポ代行サービスを提供しています。業界や商材に応じたターゲット設計・リスト作成・トーク改善から商談獲得まで支援しています。
人材紹介・派遣・外国人材関連サービスの新規開拓について、営業体制や商談獲得の課題を整理する段階からご相談いただけます。
